登山靴(トレッキングシューズ)の選び方

登山靴の選び方とおすすめモデルを紹介

登山靴の選び方で大切なポイントは形状です。大きくローカット・ミッドカット・ハイカットの3種類あり、目的の登山に応じて選ぶ必要があります。
初心者の方はショップの店員さんに確認しながら選ぶのが良いですが、最初はバランス重視のミッドカットがおススメです。
透湿性や防水性も重要で、快適な登山を楽しむなら両方ともこだわる必要があります。これらの条件を満たした登山靴は多数ありますが、悩んだ時はコロンビアのクレッセントピーク・アウトドライがおすすめです。
価格の手頃な登山靴で、足首をしっかり包むミッドカットになっています。登山靴に欠かせない透湿性と防水性も十分で、雨道や湿った地面も走破できる性能があります。
デザイン性も優れており、日常的に利用しやすいのもメリットです。登山だけでなく、デイリーユースでも活躍するでしょう。

【カット別】登山初心者に最適な登山靴

ローカット登山靴でおすすめのモデルがメレルのMOAB2です。防水性能に優れたゴアテックス・メンブレンが使われており、雨水の浸入を防ぎやすくなっています。
グリップ性とクッション性も高く、悪路にもしっかり対応することができます。ローカットは用途がハイキングなどの場合か、あるいは登山上級者向けです。
ミッドカット(ミドルカット)なら、モンベルのマウンテンクルーザー200を検討してみましょう。非常に軽量な登山靴で、気軽に履くことができます。
メッシュ素材を使用しており、靴の中が蒸れにくいため、夏でも快適に登山が楽しめます。
ミッドカットはローカット・ハイカットの中間で岩稜帯や縦走には向きませんが、主に日帰り軽登山くらいの用途で選択するのが良いでしょう。
ハイカットならシリオのP.F.302がおすすめです。足首までしっかり覆う形状ですが、動きやすさに配慮した設計になっています。透湿性と防水性にも優れており、ぬかるみや雨天時の登山も難なくこなせます。
ハイカットは足首が安定し疲れにくいので、初心者にもおススメです。縦走登山など体力がいる登山にもおススメです。

初心者向けの登山靴ブランド・モデルとは?

これから登山を始める初心者の方は、是非モンベルのテナヤブーツを候補に入れてみましょう。全天候型の登山靴で、シーンを問わずに利用できる汎用性の高さが魅力です。
靴底は滑りにくいパターンが採用されており、湿地などぬかるんだ場所でも対応できます。価格も手頃ですので、コストパフォーマンスにも優れています。
メンズ・レディースともにカラーバリエーションも豊富です。性能を求めるなら、スポルティバのトランゴトレック・マイクロエボをおすすめします。
初心者から上級者まで使える登山靴で、足首の疲労を軽減する構造が取り入れられています。素材はゴアテックスのほか、ビブラムソールを使用しています。
価格はそこそこですが、その分耐久性や性能に優れているモデルです。

登山靴(トレッキングシューズ)選定のポイント

軽量で足が疲れにくい登山靴のモデルは?

少しでも軽量な登山靴が欲しい方は、ノースフェイスのベクティブ・ファストパックを検討しましょう。350gを切る非常に軽量なモデルで、登山靴の中でも特に軽い部類に入ります。
素材は透湿性と防水性に優れたものを採用しており、通気性をしっかり確保しつつも適度に水を弾きます。コストパフォーマンスも良好で、手が届きやすい価格帯なのも魅力と言えます。
キャラバンのC1_LIGHTも候補に入れると良いでしょう。こちらはローカットとミッドカットがある登山靴で、いずれも400gを切る軽さを実現しています。
ライニングはゴアテックスが使われているため、防水性能に優れています。デザインはシンプルで、デイリーユースから登山まで幅広く対応します。

登山靴のサイズの選び方は?履きやすいモデルも紹介

登山靴を購入する際は、一般的な靴よりもワンサイズ大きめのサイズを選びましょう。小さいと足が圧迫されて疲れやすくなり、ジャストサイズでも圧迫感を感じてしまう可能性があります。
登山靴のショップに行くと、登山靴を試し履き出来ます。登山用の靴下をはいた状態で試し履きをして、上り下りなどをしてつま先やかかとが痛くならないか確認しましょう。
履きやすさを考慮して大きめのサイズを選び、つま先の部分に余裕を持たせておきましょう。もし履きやすい登山靴がほしいなら、キャラバンのGK26がおすすめです。
サイズのバリエーションが豊富なうえ、軽量で足を優しく包み込むホールド感があります。ソールは日本人向けに作られているため、相性も抜群と言えます。
ノースフェイスのクレストン・ミッド・フューチャーライトも良いでしょう。日本人の足に合わせて作られた登山靴で、透湿・防水性能に優れています。冬山以外に使えるため、一足持っていると長く利用できます。

コスパ良好な安い登山靴3選

とにかく安い登山靴をお探しなら、ワークマンのアクティブハイク(軽登山向け)がおすすめです。価格が2,000円を切るロープライスの登山靴で、安いのに優れた耐久性と防水性能があります。
ソールの安定性もよく、厚底で歩きやすい設計になっています。コロンビアのオムニテックも候補に入れてみましょう。安価なモデルは1万円台で販売されており、デザインと性能のバランスが取れています。
ワークマンより高いですが、多くのユーザーから支持されている信頼と実績があります。ブランドにこだわるなら、モンベルのクラッグホッパーも良いでしょう。
つま先のボリュームが抑えられたモデルで、天然皮革と人工皮革を組み合わせて使っています。履き心地にもこだわっており、どのような足にも対応するフィット感を兼ね備えています。

革を使った登山靴のおすすめモデルをピックアップ

登山靴はゴアテックスなど化学繊維が定番ですが、革を使ったモデルも多数あります。中でもおすすめのブランドがスカルパで、定番モデルのシェルパはコストパフォーマンスに優れています。
こちらは厚めの革が使用されており、タフでヘビーユースにも対応できる耐久性があります。美しい光沢もありますので、革本来の質感を楽しめることも魅力です。
デザインはシンプルなため、登山だけでなく日常的に使用できます。革の質にこだわるなら、キャラバンのGK85を検討してはいかがでしょうか。
上質なヌバックレザーが使われており、縦走にも耐える耐久性を有しています。クッション性に優れるゴアテックス・メンブレンを採用しています。デザインとクオリティはもちろん、性能にも優れている登山靴です。

快適性が高まる登山靴に最適なインソール

登山靴のインソールを変えると足の疲労が軽減し、より快適になる可能性があります。もし疲れを感じている方は、交換してみるのはいかがでしょうか。
特におすすめのインソールは、BMSが販売しているCal Power Sport +Carbon6です。世界のトップアスリートに支持されているインソールで、優れた安定性を発揮します。
値段は張りますが、軽量で耐久性もあるため、価格に見合った価値があります。コスパを重視したい方は、SUPERfeetのHERITAGE GREENも良いでしょう。
材質と構造にもこだわっており、高密度なフォーム素材や頑丈なヒールカップが採用されています。
インソールが自分に足にしっかり合うかは、実際に何度か登山で試す事をおススメしますが、衝撃を吸収できると足の疲労軽減に寄与します。

登山靴には様々な用途に応じて選びます

雪山用に最適な登山靴のモデルはコレ

安定性が求められる雪山用の登山靴ですが、中でも優れた性能を持つのがスポルティバのネパール・エボ・GTXです。アッパー素材にゴアテックスが使われており、足をしっかりと保温できる構造になっています。
ソールは安定性を考慮したパターンを採用し、雪山で性能を発揮できるようにしています。一方で靴本体の重量は軽く、足の疲労を軽減できるよう細かいパーツまで軽量化されています。
ザンバランのマウンテンプロ・EVOも、雪山用におすすめの登山靴です。内部に中綿が入っており、高い保温性があります。
足首まですっぽりと覆うハイカットで、幅広い雪山に対応できる汎用モデルです。全体的にゆったりとしており、履き心地に優れていることも魅力と言えます。
雪山登山の場合は、登山靴と合わせるアイゼンも組み合わせで検討すると良いでしょう。

防水に優れた登山靴を紹介

登山靴は一定水準以上は概ね防水になっている事が多いですが、初心者の方はゴアテックス製を選ぶと良いでしょう。
防水性の高さで登山靴を選ぶなら、アディダスのテレックス・AX3を検討してみましょう。優れた防水性能を持つゴアテックスが使用されており、湿地や雨天時の登山も快適にこなせます。
ソールには濡れた路面に強いラバーソールを採用し、安定した歩行を可能にしています。メレルのカメレオン8・ストーム・ゴアテックスもおすすめです。
優れたグリップ性能と透湿・防水性能を兼ね備えた登山靴で、悪天候にも対応できます。足の負担を軽減できるよう、ねじれに強い構造になっています。
コロンビアのウェイファインダー・アウトドライも候補に入ります。こちらも防水性能に優れたモデルで、クッション性能の高いソールを採用しています。靴自体の重さも非常に軽いため、重い登山靴が苦手な方におすすめです。

おしゃれでタウンユースにも最適な登山靴まとめ

普段から使えるおしゃれな登山靴がほしい方は、コロンビアのメテオミッド・オムニテックを候補に入れてみましょう。グリップ力に優れた登山靴ですが、非常にシンプルなデザインで、登山靴特有のゴツゴツした装飾が一切ありません。
トレッキングはもちろん、カジュアルファッションにも合わせやすいのが魅力です。メンズ・レディースともにサイズが揃っています。
カジュアルなデザインなら、ムーンスターのHT・HKU11もおすすめです。おしゃれなローカットのトレッキングシューズで、耐久性能と透湿性能、防水性能を兼ね備えています。
重量も軽く、長時間履いても足が疲労を感じにくいのが魅力です。価格も手頃なため、普段用と登山用で別々に揃えておくのも良いでしょう。
タウンユースで使える登山靴は概ね、軽登山までのモデルと考えておいた方が良いでしょう。

メンズ・レディースでの登山靴の特徴

メンズでおすすめの登山靴3選

メンズの登山靴ブランドは多数ありますが、費用を抑えたい時はモンベルのクラッグホッパーがおすすめです。400gを切る軽量なローカットシューズで、ゴアテックスを用いているため撥水性能に優れています。
価格も1万円台に抑えられており、登山の入門用として最適です。履き心地にこだわりたい方は、メレルのモアブ2を検討してみましょう。柔らかな素材を使用しており、かかとには独自開発した衝撃吸収材を採用しています。
足が疲れにくいよう配慮されているため、長時間のトレッキングにもおすすめです。デザインもこだわるなら、ザ・ノース・フェイスのクレストンはいかがでしょうか。
独自開発の防水素材「フューチャーライト」が使われており、シンプルで飽きの来ないデザインに仕上げられています。日本人の足に合わせた靴型を採用しているため、履き心地も優れています。

レディースの登山靴おすすめ3選

レディースの登山靴選びで迷った時は、キャラバンのキャラバンC4_03を選んでみてはいかがでしょうか。女性の意見が反映されている登山靴で、足が痛くならないよう柔らかい素材を多用しています。
履き心地にこだわっている他、素材はゴアテックスを採用し、撥水性能を高めているのも魅力と言えます。モンベルのタイオガブーツもレディースでおすすめの登山靴です。
グリップ力に優れた登山靴で、滑りやすい地面でも安心して歩くことができます。素材はゴアテックスが使われており、歩きやすさにも配慮されています。
ローカットならキーンのジャスパーもおすすめです。フィット感に配慮した登山靴で、柔らかい素材が使われています。さらにデザイン性も高く、タウンユースで気軽に使うことが可能です。

ブランド別おすすめ登山靴

モンベルでおすすめの登山靴はこれ!

モンベルは様々な登山靴を販売していますが、迷った時に候補に入れたいのがタイオガブーツです。ミッドカットの登山靴で、日帰り登山から小屋泊まで対応できる汎用性の高さがあります。
横の安定性も優れており、足が疲れにくいよう配慮されているのもポイントです。靴本体も軽いため、重い登山靴を苦手とする方や、初めて登山に挑む方に適しています。
歩きやすさを重視するなら、トレールウォーカーも良いでしょう。モンベルの定番モデルの一つで、透湿性に優れたメッシュ素材を使用しています。
一方でつま先はしっかりと補強されており、ヘビーユースにも耐えられるよう設計されています。価格も手頃なため、タイオガブーツと合わせて購入し、山によって使い分けるのもおすすめです。

キャラバンのおすすめ登山靴

キャラバンの登山靴選びで迷ったら、是非C1_02Sを検討してみましょう。使い勝手を重視したエントリーモデルで、登山を始めたばかりの方や、最初の一足におすすめです。
素材はゴアテックスが使われており、撥水性能も優れています。C6_02も初心者におすすめの登山靴です。こちらはスマートな形状のミッドカットモデルで、アウトドアに幅広く使用できる汎用性があります。
C1_02S同様ユニセックスのため、サイズも豊富に揃っています。よりクオリティの高い登山靴を求める方は、GK80を候補に入れましょう。
キャラバンの登山靴の中で最上位に位置するモデルで、耐久性から履き心地まで、あらゆる面にこだわっています。素材はレザーが使われており、履き込むほどに味わいが出るのもポイントです。

絶対買うべきコロンビアの登山靴は?

コロンビアの登山靴選びで悩んだら、セイバーファイブ・ミッド・アウトドライを検討してみましょう。ブランドのロングセラーモデル「セイバー」シリーズの一つで、優れた防水性能と透湿性能があります。
販売価格がお手頃で、コストパフォーマンスに優れる点も魅力です。カラーバリエーションも豊富にあるため、機能性とデザインの両方にこだわりたい方に適しています。
100MWタイタニアム・アウトドライもおすすめです。グリップ力に優れた登山靴で、岩場や湿地など滑りやすい場所で性能を発揮します。
本体は軽量なうえにクッション性を備えており、縦走などヘビーユースにも対応可能です。透湿性能や防水性能も高いため、天候を問わずに使える点もメリットでしょう。

シリオのおすすめ登山靴モデルをピックアップ

多種多様な登山靴を取り扱うシリオですが、特におすすめのモデルがP.F.302です。エントリーモデルに位置づけられており、登山を始めたばかりの方に向いています。
本体にはメッシュ素材を採用し、通気性を高めています。一方で足首回りは独自の機構を使っており、動きやすいよう設計されています。
日帰り登山や小屋泊・テント泊におすすめのモデルです。オールラウンドに使いたいなら、P.F.730が候補に入るでしょう。悪路にも対応している登山靴で、アイゼンを装着することができます。
靴の形状は幅広になっており、足幅が広い方が履きやすいよう設計されています。素材はゴアテックスで、透湿・防水性能と耐久性に優れているのも魅力です。サイズ展開も広く、メンズ・レディースともに対応しています。

迷ったらこれ!パタゴニアでおすすめの登山靴

パタゴニアの登山靴で迷った時は、ドリフターを選んでみるとよいでしょう。ブランドを代表するシューズの一つで、ローカットとミッドカットの2種類があります。
ウォータープルーフ機能が備わっており、水に強いのも魅力です。靴底は滑りにくいパターンを採用しているため、足場の悪い場所でもしっかり対応できます。
デザイン性も高く、カジュアルファッションにも取り入れやすい登山靴です。ブーツタイプがよい方は、ティンシェッドを候補に入れてはいかがでしょうか。
素材にゴアテックスが使用されており、高い透湿性能と防水性能が備わったモデルです。ソールはビブラム社製のものが使われているため、耐久性と安定性にも優れています。
デザインもシンプルで、普段使いしやすいことも魅力といえます。

初めての一足に最適なノースフェイスの登山靴

ノースフェイスの登山靴の中で、特におすすめのモデルがスクランブラーです。ハイキングや日帰り登山などに適したモデルで、デザイン性の高さからタウンユースにも向いています。
素材はゴアテックスを使用しており、登山靴に必要な透湿性や防水性はしっかりと確保されています。靴本体が軽いため、足が疲れにくいのも魅力です。
本格的に登山を楽しみたいのであれば、エンデュラスハイクを候補に入れてみましょう。ロングトレイルもこなせるモデルで、日帰り登山からテント・小屋泊まで対応することができます。
素材はゴアテックスが使われているため、機能性も優れています。ソールはビブラム社のもので、クッション性が高くなっています。長時間の登山でも足の疲労を最小限にできるでしょう。

ワークマンでおすすめの登山靴は?

ワークマンは登山靴も多数手がけており、中でもおすすめのモデルがアクティブハイクです。コストパフォーマンス抜群の登山靴で、オリジナルの撥水加工を施しています。
独自加工によって耐久性を高めており、ハードな山道の環境にもしっかり耐えられるよう設計されています。ソールは滑りにくく、安定性とグリップ力を兼ね備えたパターンを採用しています。
一方、デザイン性にこだわりたい方におすすめの登山靴がアーバンハイクです。ワークマンを代表する登山靴の一つで、表面には耐久撥水加工が施されています。
デザインが非常にシンプルで、登山靴特有のゴツゴツとしたイメージがありません。カジュアルファッションにも合わせやすいため、おしゃれでコストパフォーマンスに優れたモデルです。
ただし、岩稜帯や縦走登山を想定した本格登山向けではありませんので、あくまで軽登山用と考えましょう。

登山靴でおすすめのブランド・モデルを紹介

一口に登山靴と言っても色々ありますが、迷った時におすすめなのが、モンベルのマウンテンクルーザーです。全天型の登山靴で、防水性能と透湿性能に優れたゴアテックスを使用しています。
メッシュなど蒸れにくい構造も採用しているため、季節を問わずに使うことができます。全体的に重量が抑えられており、気軽に履ける点も魅力と言えます。
重くて疲れる登山靴に辟易している方や、登山初心者におすすめのモデルです。履き心地にこだわりたい方は、シリオのP.F.302やP.F.431も良いでしょう。
いずれも日本人の足にフィットしやすいモデルで、メッシュ素材を使っているため蒸れにくいのが魅力と言えます。デザインはシンプルなため、登山だけでなく普段使いしたい方にもおすすめです。